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「ハサミで絵を描く!?マティスの切り絵に出会った7歳の挑戦」

青い人型と幾何学的なモチーフで構成されたAKASHIの切り絵作品「転ぶ男」 絵の楽しみ方・魅力紹介

絵って、筆や鉛筆だけじゃない!?

絵を描くって、筆や鉛筆だけじゃないのです!
実は「ハサミ」や「ちぎった紙」でも、絵は描けるんです。
しかも、その技法を使っていたのは、あの有名なマティス!


マティスの「切り絵」ってなに?

晩年のマティスは、病気の影響で筆が持てなくなり、代わりに**色紙を切って貼る「切り絵」**で作品を作るようになりました。
彼はそれを 「ハサミで描く(drawing with scissors)」 と呼んでいました。

カラフルで大胆、でもリズムのある構成。
絵筆では出せない、不思議な魅力がそこにあります。

代表作のひとつが《ブルー・ヌード II》(1952年)。
大胆な青のシルエットが、紙を切って貼るだけでここまで力強くなるなんて…。
▶︎ 作品はこちらで見られます:
ブルー・ヌード II(Henri Matisse, 1952) – WikiArt

日本でも2023年に東京都美術館で大規模なマティス展が開催され、話題になりました。


マティスの画集を開いて、動き出した手

ある日、マティスの画集を見ていたAKASHI。
「絵の具じゃなくて、切った紙で絵を描いてる!」と目を輝かせていました。

何をしているのかと思えば…
突然、色画用紙をちぎり始め、手を動かし始めたのです。

床に広げた色画用紙を前に、パジャマ姿で紙をちぎっている男の子
マティスの切り絵に刺激を受けて、色紙をちぎり始めたAKASHI(当時7歳)

初めての切り絵作品「おどる男たち」(7歳)

作品「おどる男たち」を手に持ち、カーテンの前で笑顔を見せる男の子
初めての切り絵作品「おどる男たち」を完成させたAKASHI(当時7歳)

完成したのがこの作品。タイトルは「おどる男たち」。
リズムよく並ぶ人の形が、本当に楽しそうに踊っている!

これは2023年5月、7歳の時に制作したもの。
第一回の個展でも展示され、多くの方の目を引きました。

ギャラリーの白い壁に、AKASHIの作品「おどる男たち」を中心に複数の絵が額装されて展示されている様子
第一回個展で展示された「おどる男たち」(中央)と他の作品たち

ちなみに今は…
私の実家のトイレに飾られています(笑)
絵って、特別なものじゃなくて「生活の一部」でいい。
毎日目にするたび、ちょっと元気になれる。
そんなアートのあり方も素敵だなと思っています。


マティス展で、本物の色とリズムにふれる

2023年6月、AKASHIが7歳のときに、東京都美術館で開催されていた**「マティス展」**に行ってきました。
本物の作品に触れ、「色」や「形」のエネルギーに包まれて、帰り道もずっとその話で盛り上がっていたほど。

紫や赤の色紙の上に青い人型パーツを貼りながら、切り絵を制作する男の子
マティス展から帰宅後、「転ぶ男」の制作に取り組むAKASHI

そして帰宅後、また切り絵に挑戦。
さらに細かい構成にチャレンジして生まれたのがこちら👇

左に「AKASHI」の切り文字、右に青い人型のモチーフが描かれた切り絵作品「転ぶ男」
切り文字と人物モチーフで構成された作品「転ぶ男」(当時7歳)

タイトルは「転ぶ男」。
右側には、マティスのモチーフのような人が転んでいる様子。
左側には、自分の名前「AKASHI」を切り文字で表現しています。


アートは、もっと自由で、もっと身近でいい

そんなAKASHIの影響で、我が家にもマティスの切り絵作品(複製)を2点、額装して飾っています。

白い壁に額装されたマティスの切り絵作品2点が上下に飾られている様子
我が家の壁に飾ったマティスの切り絵作品(展覧会で購入した複製)

鮮やかな色と、自由な形。
見るたびに、気持ちがパッと明るくなるような感覚があります。
アートって、「どこかに出かけて観るもの」じゃなくて、
毎日の暮らしの中にあってもいいものなんだと改めて感じます。

みんな、ちぎって、貼って、描いてみて

絵の具がなくても、色紙とハサミがあればアートができる。
マティスから学んだのは、**「道具ではなく、心で描く」**ということかもしれません。

ぜひ、親子で。
ちぎって、貼って、自由に「絵を描く」時間を楽しんでみてくださいね🎨

AKASHIの作品はInstagramでも紹介中 ➡︎ @star_jump_okinawa


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