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絵画は売れない?──84歳の画家が教えてくれた“生きているうちに売る力”

倉敷美観地区で紅葉を眺めるAKASHIとRIRI。押し花画家・山本和子さんとの出会いをきっかけに感じたアートの力。 美術館・アートの旅

倉敷で出会った押し花画家・山本和子さん

先週の金曜日、倉敷美観地区へ「どこか個展ができるギャラリーはないかな」と探しに出かけました。

倉敷美観地区のギャラリー「十露」で開催された押し花画家・山本和子さんの個展会場の様子
倉敷美観地区にあるギャラリー「十露」で開催されていた山本和子さんの押し花展。84歳とは思えないほどエネルギーあふれる作品が並んでいました。

「十露(じゅうろう)」というギャラリーを見つけ、訪ねてみると、ちょうど押し花画家・山本和子さん(84歳)の個展が開催されていました。

ギャラリーを探しに来たはずが、思わず足を止めてしまうほどのエネルギー。
作品は、ただの押し花ではなく──花や木そのものを押し花にし、幹の質感や枝の流れまでをそのまま表現している。
そこには「自然を生かす」という優しさと、「枯れる前に永遠に残す」という強さがありました。

押し花画家・山本和子さんによる「紅葉を映す木々の風景」作品。自然の素材で描かれた力強い秋の情景。
花や木の素材そのものを使って描かれた押し花アート。84歳とは思えない繊細かつ力強い表現に心を奪われました。

とても84歳とは思えない迫力。
色も構成も生き生きとしていて、見ているだけで体の奥から力が湧いてくるようでした。


「好きが一番」──心に響いた84歳の言葉

勇気を出してギャラリーの方に声をかけ、「ここで個展はできますか?」と聞いてみました。
今までの個展アルバムや、AKASHIの作品・カレンダーをいくつか持参していたので見ていただくと、
丁寧にページをめくりながらこう言ってくださいました。

「これはすごい!こんな子がおるんよなぁ。世の中に出してあげたい。」

その後、偶然にもご本人の山本和子さんが会場にいらっしゃり、AKASHIの作品を見て一言。

「すごいわ!この色使いは素晴らしい!未来の大画家になる!
本当にこの子は絵が好きなんだろうね。好きが一番!

そして山本さんは、”AKASHI 2026年カレンダー”を見て「私も欲しいわ」と言ってくださり、
「明後日まで展示しているから、ぜひこの子に会いたい」とまで言ってくださいました。


再び訪れた「十露」で感じた、アートの力

押し花画家・山本和子さんの作品を鑑賞するAKASHIとRIRI。倉敷のギャラリー「十露」にて。
作品の前でじっと立ち止まり、色や素材の美しさに見入る2人。この日もたくさんの刺激と感動をもらいました。

日曜日、約束どおりAKASHIとRIRIを連れて、もう一度ギャラリーを訪れました。
中に入ると「すごーい!!」と感動した2人。

山本和子さんの富士山の押し花作品の前で笑顔を見せるAKASHI。倉敷・ギャラリー十露にて。
「この富士山の絵が一番好き!」と話していたAKASHI。赤と白のコントラストが美しい作品の前で、満面の笑みを見せてくれました。
AKASHI
AKASHI

この富士山の絵が一番好き!!

その富士山の作品は、AKASHIが好きな夕焼けを映し出した作品。

「お互い頑張ろうね。楽しみにしているからね。」

そう言ってくださった山本さんの言葉が、私にも響きました。

押し花画家・山本和子さんと一緒に撮影するAKASHI、RIRI、Yuki。倉敷・ギャラリー十露にて。
84歳の押し花画家・山本和子さんと。作品と生き方、そのどちらにも力をもらいました。

84歳のパワーと前向きな姿勢に、「年齢なんて関係ない」「やりたい気持ちを信じよう」と心から思いました。


絵の道は厳しい。でも、“好き”が力になる

山本さんが語ってくださった言葉は、ずっと頭に残っています。

「絵の道は厳しい。絵は売れなければ意味がない。
どんなに上手でも、死んでから売れてもね。
せっかくなら生きているうちに売れたいよね。私もそれで頑張ってるの。」

そのリアルな言葉の重さに、ハッとしました。
84歳の方が今も挑戦を続けているのだから、10歳のAKASHIよ、そして私も──
もっとできることがあるはず。

絵が“売れる”ということは、ただの金額の話ではなく、
**「誰かの心に届いた」**ということ。
それを目指して、これからも挑戦していきたいと思いました。


美観地区で感じた「秋のご褒美」

倉敷美観地区で人力車に乗るAKASHI、RIRI、Yuki。秋の陽ざしと笑顔が輝くひととき。
紅葉の美しい倉敷の街並みを、人力車でゆったりと。RIRIが念願だった初めての人力車体験に笑顔いっぱい。

帰り道、紅葉が美しく色づく倉敷の街並みを歩きながら、
RIRIがずっと「乗ってみたい」と言っていた人力車に乗りました。

歴史や文化を教えていただきながら、美観地区をぐるりと一周。
紅葉と白壁の景色が、まるで絵の中のようでした。
人力車のお兄さんにも倉敷に来た経緯を話すと、大原美術館のプチ情報を教えてくれて、
その優しさにも、秋の倉敷のあたたかさを感じました。


「絵画は売れない」時代に、私たちができること

ギャラリーの方もとても親身になってくださり、
「まずは市役所やメディアに相談してみたらいい。お金をかけなくても展示できる場所はある。」と教えてくださいました。

「ゼロでも、動けば道は開ける。」

絵画は売れない、と言われる時代。
それでも、“好き”を続ける人がいる限り、アートは生き続ける

AKASHIの色、RIRIの感性、そして倉敷で出会った人たちの言葉。
この経験を糧に、私も「やれることをやろう」と改めて思いました。

AKASHIの部屋に貼られた、山本和子さんから贈られた押し花絵のポストカード。
山本和子さんからAKASHIへ贈られた押し花絵のポストカード。帰宅後すぐに、自分の部屋の壁に貼っていました。

帰宅後、AKASHIは山本さんからいただいたポストカードを、
自分の部屋の壁に丁寧に並べて貼っていました。

一枚一枚を眺めながら、「この色の重なりが好き」「光の描き方がきれい」と、
まるで宝物のように大切にしています。

きっとこの日の出会いは、AKASHIの中で新しい刺激と憧れになったのだと思います。


まとめ

84歳の押し花画家と、10歳の少年画家。
年齢も表現方法も違うけれど、「アートが好き」という気持ちは同じ。

“絵が売れない”時代でも、
誰かの心に届く絵を描けたら、それはもう“生きているアート”だと思います。

これからも倉敷での出会いを大切に、
ひとつひとつ、絵旅を続けていきたいと思います。

今回の出会いを通して、「年齢に関係なく挑戦する姿勢の美しさ」を改めて感じました。

素敵な押し花作品を生み出す
押し花画家・山本和子さんのInstagramはこちら:🌸 山本和子さん Instagram(@fiore6_1)

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