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カラフルな机と、色あふれる発想。—自由に描くってこういうこと

カラフルに染まった絵の具まみれの机に「机だってキャンバスになる」という文字が入ったアイキャッチ画像 アートと子育ての話

AKASHIがいつも絵を描いている机。
最初のうちは、汚れるたびにティッシュや布で拭いていました。
でもある日、大雑把な私の性格が炸裂して(笑)、「もういいや!」となってしまいました。

黒い画用紙に青い絵の具で円を描く男の子
最初はこんなにきれいな机でした。ここから、自由な色の世界が始まったのです。

それからは、描くたびに垂れた絵の具がそのまま机に染み込み、
いつの間にかカラフルなアートのような机に。
キャンバスを外した瞬間、
「こんなになってたんだ!」と、びっくりするほどの色の世界が広がっていました。
その瞬間を「机がキャンバスになった日」としてInstagramに投稿したところ、
リールの再生回数はなんと5.5万回を突破!
自由に描くことの楽しさと、偶然が生むアートの美しさを、たくさんの人と共有できた出来事でした。

カラフルな絵の具で覆われた机の上と使用中のアート用品
AKASHIが毎日描いてきた証が、そのまま机の上に残りました。これぞ、自由の結晶!

先日、久しぶりにこの机の前に私が座ってみました。
ふだんは動画を撮るときも横や上からばかりだったので、気づかなかった景色。
座ってみたら「うわー…!」と、なんとも言えない感情に。

絵の具が重なり合い、カラフルに染まったAKASHIの作業机の上
上からでは気づけなかった、AKASHIが毎日向き合っている色の世界。

こんな場所で、毎日自由に描いているんだ。
楽しいよね、きっと。
だからAKASHIにはいろんなアイディアが浮かんでくるんだと、しみじみ感じました。


「汚れるのが心配で…」という声

個展であるお母さんからこんな質問を受けました。
「家で絵を描かせてあげたいけど、汚れるのが心配でやめさせちゃうんです。どうしてるんですか?」と。

分かります、すごく分かります。
私も最初はそうでした。夫は特にきれい好きなので「ちゃんと拭いて!」とよく言っていました。

自由に絵を描くAKASHIと、絵の具で彩られた机
「汚してもいいよ」と伝えてから、AKASHIの描き方がどんどん大胆に。机の上も、キャンバスも、色であふれていきました。

でも、だんだん気にしなくなって、
今では夫のほうから「もう自由でいいよ」と言ってくれています。


「自由に描ける環境」って、思っているより大切

今のこの机を見ていると、本当にワクワクします。
もし毎回、きれいに拭いて、汚れないように気を使っていたら…
きっと描くことが窮屈になってしまっていたと思います。

描く前から、すでに彩られている場所。
その中で絵を描くって、なんて豊かなことなのだろうと感じました。

カラフルに彩られた机の上で描かれる新たな作品たち
描き終えたキャンバス、描きかけの作品、散らばる絵の具。すべてがこの場所の歴史であり、創作の証。

パレットも洗わない!?その理由

ちなみに我が家では、パレットも洗いません(笑)
学校では「ちゃんと洗ってね」と言われますし、長期休みの前には「パレットを洗って持ち帰ってください」というお便りもあります。

でも、毎回洗うと洗面所はびしょびしょになるし、乾かすのも面倒。
そのまま乾いても、またその上に色を足せば使えるのです。
色が混ざることもなく、むしろ新しい色の発見があったりして。

洗わずに使い続けた絵の具パレット。色が重なり、唯一無二のカラフルな世界に。
洗わないパレットには、描いた日々の記憶と偶然の色の出会いがつまっている。

しかも、ある程度たまったら「べりっ」と剥がせば、なんと新品のようなパレットに!(笑)
これを発見したときの子どもたちの顔といったら、本当に楽しそうでした。


子どもたちの今、この瞬間の発想を大切にしたい

大人の「こうあるべき」は、時に子どもたちの自由な発想をしぼませてしまうことがあります。
でも、子どもたちは驚くほど柔軟で、自由で、たくましい。
そんな発想や感性を、これからも一緒に楽しんで、見守っていきたいなと思います。


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