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沖縄から倉敷へ。転校した子どもたちが見せてくれた“新しい一歩”

夕日に向かって倉敷の小道を走る子どもたち。新しい暮らしの始まりを象徴する風景。 AKASHIの軌跡
倉敷の美観地区を歩く母と子どもたち。新しい生活の始まりを迎える家族の姿。
沖縄から倉敷へ──新しい街で、家族で歩いた美観地区の風景。

沖縄での生活を終え、10月1日に家族で倉敷へ引っ越してきました。
長年過ごした土地を離れるのは、思っていた以上に寂しくて、たくさんの友人たちが送別会を開いてくれました。

意外だったのは、AKASHIが泣かなかったこと。
きっともう、次の未来を見ていたのだと思います。
RIRIも、別れのさみしさよりも、新しい生活へのワクワクが勝っているようでした。

新しい学校との出会い

引っ越しの段ボールに描かれたパンダに、芋けんぴを差し出すAKASHI。
引っ越し作業の合間、サカイ引越センターの段ボールに描かれたパンダへ 「食べる?」と芋けんぴを差し出すAKASHI。 新しい暮らしの始まりに、ほっと笑えるひとコマ。

10月2日に荷物を運び込み、翌3日には家族で学校へご挨拶へ。
教務主任の先生がとても丁寧に校内を案内してくださり、初めての環境に少し緊張していた2人も、安心した様子でした。

初めての「給食」へのドキドキ

ずっとお弁当だったAKASHIとRIRIは、「給食が心配…」と話していました。
でも先生が「給食すごくおいしいよ!先生たちも楽しみにしてるくらい」と笑顔で話してくださったそのひと言で、2人の顔がパッと明るくなり、「早く食べたい!」に変わりました。

転校初日。ドキドキの登校日

新しい制服とランドセルで登校するAKASHIとRIRIの後ろ姿。転校初日の朝の風景。
倉敷で迎えた初めての登校日。 朝の光の中、少し緊張しながらも並んで歩く2人の背中に、新しい生活の始まりを感じました。

10月6日、いよいよ初登校の日。
朝、家族で一緒に歩いて学校へ向かい、全体集会を上から見学させてもらってから教室へ。

初日から笑顔の帰り道

転入生も多い学校らしく、まわりの子どもたちも自然に声をかけてくれたようです。
2人とも帰ってくるなり、満面の笑みで「給食めっちゃ美味しかった!!」と。
そしてAKASHIはなんと、「牛乳おかわりしたよ!」と照れながら報告。

あのシャイなAKASHIが、自分から手を挙げておかわりするなんて…!
母として胸がいっぱいになりました。

RIRIもすぐに友達ができて、「明日は友達と帰るからお迎えいらない」と言うほど、毎日が楽しいようです。
勉強も分かるし、パソコンの授業も楽しくて、AKASHIは図工ではビー玉ころがしのアイディアを褒められたそうです。

アトリエのある新しい暮らし

白いシートを敷いた明るい部屋に、絵の具や筆が並ぶアトリエの様子。
引っ越しの荷物が片付き、ようやく完成した新しいアトリエ。 白いシートの上に広がる絵の具の色が、これから始まる暮らしの象徴のようでした。

引っ越しの荷物もやっと片付いて、家の中も少しずつ整ってきました。
和室には、友達からもらった白いシートを敷いて、そこがあかしとりりの新しいアトリエになりました。

日常の中にアートがある暮らし

子どもたちが絵の具で彩ったトイレットペーパーケース。暮らしの中にアートが広がる様子。
トイレットペーパーケースにも、2人が絵を描いてくれました。 日常の小さなものまで、少しずつアートで彩られていきます。

トイレットペーパーケースにも2人が絵を描いてくれて、家のあちこちが少しずつ“アートのある暮らし”に変わっています。
白いシートも、これから2人の手でどんどんアートになっていくのかと思うと、その変化がとても楽しみです。

未来へ続く“絵の旅”

倉敷美観地区の夜景。川面に街灯が映り、静かな時間が流れる風景。
倉敷の夜、静かに流れる川に映る灯り。 未来へ続く“絵の旅”のように、穏やかな光が道を照らしてくれるようでした。

沖縄を離れるときは不安もあったけれど、いまは「大丈夫、ちゃんと前を向いている」と感じます。

環境が変わっても、絵を描くこと・毎日を楽しむことは変わらない。
この倉敷という新しい場所で、家族の“絵旅(えのたび)”がまた始まります。

これからどんな日々が描かれていくのか──
また少しずつ、ここでの暮らしを綴っていきたいと思います。

倉敷での新しい暮らしが、また誰かの“次の一歩”の勇気になりますように。

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