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子どもと行く大塚国際美術館。アートが旅になる美術館。

大塚国際美術館のモネ『睡蓮』の前でポーズをとる親子 美術館・アートの旅

こんにちは、Yukiです。

今回の「絵旅」ブログでは、わたしたち家族にとって“絵の旅”の原点となった場所、大塚国際美術館について綴ってみたいと思います。


初めての大塚国際美術館(2023年GW)

大塚国際美術館に再現されたシスティナ礼拝堂の天井画
初めての訪問で、AKASHIとRIRIが圧倒されたシスティナ礼拝堂。スケールの大きさに思わず1時間で休憩(笑) 説明

私たちが初めてこの美術館を訪れたのは、2023年5月のゴールデンウィーク。 当時、AKASHIは7歳、RIRIは5歳でした。

展示の順路は絵画の歴史をたどるように構成されており、 まず最初にシスティナ礼拝堂のスケールに圧倒され、わずか1時間で休憩タイム(笑)。

その後も広大な館内を歩きながら、「絵ってこんなにあるんだー!」と驚きながら、まだ“観る”よりも“感じる”が先に立つような体験だったと思います。

大塚国際美術館のゲルニカを背景に笑顔でポーズをとる兄妹
初めてのゲルニカ体験!思わず笑顔がこぼれたふたりの姿に、絵の力を感じました。

そして、ゲルニカに出会ったとき。 AKASHIのテンションは最高潮に! 原寸大のゲルニカを前にして、大はしゃぎしていました。


2度目の訪問(2025年GW)

2年後、2025年のGWにも私たちは再び大塚国際美術館を訪れました。 この時は、AKASHIが4月に開催した「ゲルニカ模写展」の直後。 事前にAKASHIから美術館にお手紙を送っていたところ、なんと返信をいただけたのです。

美術館到着時には、なんと常務理事の方、そして学芸員の方までわざわざご挨拶に出てきてくださり、感激のひとときとなりました。 AKASHIの第1回・第2回個展の画集をお渡ししたところ、「ぜひサインを」とお願いまでされて、恐縮しながらも本人がサインをさせていただきました。

大塚国際美術館で画集にサインするAKASHI
画集にサインをするAKASHI。そばで見守る姿もほほえましく、忘れられないひとときに。

さらに、ピカソとマティスのライバル関係など、興味深いお話も伺うことができ、まさに“絵旅”の特別編と呼べる1日でした。


原寸大で観る名画の力

大塚国際美術館には、世界26カ国・190以上の美術館が所蔵する名画、約1,000点が原寸大で陶板に再現されています。 ゲルニカもそのひとつ。

2度目のゲルニカを目の前にして、AKASHIは「Oh, my god…」と一言。 自分で描いたゲルニカと見比べながら、「あれ?ここに線があったんだ」と、まるで“ひとり反省会”のようにじっくりと鑑賞していました(笑)。

館内にはピカソの作品も多く展示されていて、AKASHIは何度も立ち止まり、「やっぱりピカソが最高だ!」と、力強く宣言していました。


感性から、学びと尊敬へ

今回の訪問で私たちが驚いたのは、AKASHIの“観る目”が大きく変わっていたことです。

ピカソやゴッホが実は“最近の画家”であること。 絵画の歴史が紀元前から続いていること。

大塚国際美術館でゴッホの部屋を再現した展示を見つめる子どもたち
ゴッホの部屋に、じっと見入るふたり。絵の世界に“入る”という体験。

そんなことを知るたびに、「なんで?どうして?」と、次々に疑問を投げかけてくるAKASHI。 ただ絵を描くだけでなく、背景や歴史に関心を持つようになった姿に、私たちも感動しました。

一方で、最初のキリストの絵から動かずに立ち止まるAKASHIを見て、 「これは何時間かかるんだ…」と心の中でつぶやいた夫と私(笑)。

RIRIは館内を歩いて少し疲れ気味で、「抱っこ〜」と甘えていたのですが、
大好きなクリムトの絵が目に入った瞬間、ぱっと表情が変わりました。
走って絵の近くまで行き、満面の笑みでパシャリ。
その姿に、改めて“絵の力”のすごさを感じました。

大塚国際美術館でクリムト『接吻』の前に立つRIRI
「抱っこ〜」から一転、大好きなクリムトに出会った瞬間のこの笑顔!絵の力ってすごい。

“旅”の中にアートを

大塚国際美術館は、まさに“絵の旅”の出発点でした。

初めての訪問では「観る」より「圧倒される」だった子どもたちが、 2年後には「考え、比べ、学ぶ」ように変化していたこと。

旅の中でアートに出会うことが、こんなにも子どもの感性に影響を与えるのだと、改めて感じた時間でした。

これからも、「絵旅」はまだまだ続いていきます。 次はどんな出会いがあるのか、家族で楽しみにしています。

大塚国際美術館の鑑賞後、外の芝生で遊ぶAKASHIとRIRI
美術館を出たあと、芝生の上で大笑い。アートの旅は、こうして日常につながっていきます。

あなたの旅にも、美術館をひとつ、加えてみませんか?

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