AKASHIはとても感受性が豊かで、よく涙を流します。
小さなころから、人やものへの思いがとても強く、喜びや悲しみをまっすぐに感じ取ります。

たとえば、お気に入りだった靴下(AKASHIが“こびとちゃん”と名付けて大切にしていたもの)が破れてしまった時には、お墓を作って大泣き。
旅行から帰る時には「楽しかった。もっとここにいたい」と涙、
母の故郷・高知に帰省する前から「高知から帰るのが寂しい」と言って涙、
ある日には「ママがおばあちゃんになったらどうしよう」と未来を想像して涙……。
そして母の愛車とのお別れでは、車屋さんから「息子さん、落ち着かれましたか?」とメールが来るほどの大号泣もありました。
春休み、夏休み、学年の節目——とにかく、心が動くたびに素直に涙を流すAKASHI。
でも、私たち家族はそれを「個性」だと思っています。
「泣くのも才能だよ」と、私も夫も彼に伝えています。
坂本龍馬との出会い――「泣き虫でも強くなれる」

そんなAKASHIが、学校の図書館から坂本龍馬の本を借りてきて、目を輝かせながらこう言いました。

ママ、AKASHIって泣き虫でしょ?でもね、坂本龍馬はもっと泣き虫だったんだって!
だからAKASHIも大丈夫だよね?坂本龍馬は泣き虫だったけど強くなったんだから、AKASHIもきっと強くなれるよね!
その言葉を聞いた瞬間、私は思わず心の中でつぶやきました。

坂本龍馬さん、よく泣く息子に自信をくれてありがとう。笑
坂本龍馬という人――やさしさの中にある強さ

坂本龍馬は、争いを好まない平和主義者で、人の痛みに共感できる優しい人だったといわれています。
幕末という激動の時代の中で、武力ではなく「対話」と「新しい考え方」で時代を動かした人物。
だからこそ、彼が「泣き虫だった」というエピソードは、AKASHIのような感受性の強い子どもにとって、とても大きな希望になります。
泣くことは弱さではなく、人の心を感じ取る力。
そしてその力が、やさしさや創造力、行動する勇気につながっていく。
龍馬はまさにその象徴なのだと思います。
レインボーの龍馬を描く――感受性が生み出す色

今年のGW、高知に帰省している時に描いた坂本龍馬。
下描きを描いて、色を塗るのは沖縄に戻ってから。

白黒の写真を見ながら「どういうふうに塗るんだろう?」と見ていると、出てきたのは――レインボー🌈!
しかも細かくて細かくて……。
龍馬への愛情がたっぷり詰まった「レインボーの龍馬さん」が完成しました。

AKASHIの描く龍馬は、きっと彼にとって“希望の象徴”。
泣き虫でもいい、感受性のままに世界を見つめていい。
そんなメッセージを、色で表現しているように感じます。
泣くことは、心が動いている証拠

「男の子なんだから泣かないの!」と、つい言われがちですが、
涙を我慢することが強さではないのかもしれません。
けれどAKASHIを見ていると、涙は心が動いている証拠であり、人を思いやる力の一部なのだと気づかされます。
「泣き虫だからこそ見える世界」「泣き虫だからこそ描ける絵」――
それは感受性の豊かさそのもの。
アートも人生も、“感じる力”がすべての始まりです。
これから先、どんな絵を描いていくのか。
どんなふうに人や出来事に心を動かされていくのか。
その一つひとつが、AKASHIの中で色になり、線になっていくのだと思います。
泣き虫なままでいい。
泣き虫だからこそ、描ける世界がある。
私はそう信じています。
📘もっと知りたい方へ
今回の記事に登場したAKASHIの、日常やユニークな発想を4コマ漫画で描いています。
笑って、少し泣けて、ちょっと考えさせられる——そんなエピソード集です。
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