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世界バレーを観て生まれた「変なバレーボール」

世界バレー観戦後に描かれたAKASHIの作品「変なバレーボール」を使ったアイキャッチ画像。背景にきらめく演出と「世界バレーを観て描いた」「変なバレーボール」の文字が配置されている。 AKASHIの作品

家族で熱狂した世界バレー

先日、家族で世界バレー女子3位決定戦、日本VSブラジルを観戦しました。
2セット先取されてから追いつき、最終セットはデュースまでもつれる大接戦。惜しくも敗れてしまいましたが、手に汗握る展開に家族全員で大声を出して応援しました。

試合が終わったあと、AKASHIもRIRIも「本物の試合を観に行きたーい!」と興奮冷めやらぬ様子。
スポーツの力って、観るだけでも人の心をここまで動かすんだなと改めて感じました。


感動の余韻が生んだ「変なバレーボール」

絵に映し出されたもの

世界バレー観戦後にAKASHIが描いた作品「変なバレーボール」。黄色と緑のアクリル絵具で表現され、中央に「MIKASA」と描かれている。
世界バレーを観た直後に生まれた作品。子どもの視点で印象に残った「MIKASA」の文字が描かれている。

そんな熱戦の直後、AKASHIが描いたのが「変なバレーボール」です。
黄色と緑のアクリル絵具を大胆に重ねた抽象的な円。
その中心には「MIKASA」という文字が描かれています。

「MIKASAって何?」と尋ねると、

AKASHI
AKASHI

「ボールに書いてたでしょ」

私は夢中で気づきませんでしたが、実際に調べてみると、試合で使われていた公式球はミカサ製。
子どもの観察眼に驚かされ、自分が見逃していた世界を教えてもらった気がしました。


子どもの視点が見せるアートの本質

大人と子どもの違い

AKASHIが描いた「変なバレーボール」の一部。公式球のロゴを模した「MIKASA」の文字が緑の絵具で浮かび上がっている。
作品中央に描かれた「MIKASA」の文字。観戦中にボールをよく観察していたことが伝わってくる。

大人なら、選手の姿や試合のシーンを描こうとするかもしれません。
けれどAKASHIが描いたのは「ボール」そのもの。しかも、ブランド名まで含めて。

これは「自分が一番印象に残ったもの」を切り取る子どもならではの視点です。
リアルさを再現することよりも、心に響いた部分を抽象的に表現する――その潔さは、アートの本質に通じています。


絵は「心の記録」

スポーツの試合は一瞬で過ぎ去ってしまいますが、絵に描くことで感動は形として残ります。

絵を描き始めるAKASHIの制作風景。黄色い絵の具をパレットナイフで丸いキャンバスに塗り重ねている様子。
観戦後すぐに描き始めたAKASHI。印象に残ったバレーボールを、まずは黄色の下地から形にしていく。

この「変なバレーボール」を見ると、あの日の緊張感や、家族で一体となって応援した時間、そして子どもの目に焼き付いた記憶がよみがえります。
絵は技術を超えて、体験を映し出す心の記録でもあるのです。


次は本物の試合を観に行きたい

青い作業着を着て、キャンバスに絵の具を塗るAKASHI。制作に夢中になる姿。
スポーツ観戦から得た感動を、次はどんな形で作品にしてくれるのだろう。制作に向き合う姿は未来への期待を感じさせる。

スポーツとアートがこうして結びつくのは、とても面白い発見でした。
次は実際に試合会場で観戦できたとき、AKASHIがどんな作品を描いてくれるのか――今から楽しみです。

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